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2017/6/13 - DoTTS Students 学生コラム

卒業生便り(山﨑信彦)

フランスからの卒業生便り:“交流文化と私”
山﨑信彦(埼玉県立熊谷高等学校出身、2015年3月卒業)

【自己紹介】皆さん、こんにちは。2015年3月に交流文化学科を卒業しました山﨑信彦と申します。2017年6月現在、私はフランスのグルノーブルにあるUniversité Grenoble Alpesの大学院修士課程に留学しInternational Development Studiesを専攻しています。実は、このお便りはインターンシップ先のイギリスのトットネス(Totnes)という町で書いています。トットネスはトランジション・タウン(エネルギーを有効利用しながら行う持続可能なまちづくり)の発祥の地として知られています。私が、環境問題と地域づくりに関心を抱き、海外大学留学を実現することができたのは、何にも増して、学科で培った経験や知識、様々な人との出会いがあったからだと思います。

【英語力の大幅な向上】留学経験のなかった私は大学在籍中に留学をするという目標を掲げていました。入学時に受けたTOEICのテストは550点。1、2年次はリーディング、リスニングや英文法等、英語力を高める授業が多く、そうした授業を通じて英語の基礎固めをしていきました。3、4年次になると、英語で学問を学ぶ授業が増えていき、一段と英語力を高めることができました。特に、私の所属していたJost先生の言語学ゼミは英語でディスカッションやプレゼンテーションをすることが多く、英語力を大幅に向上させることができました。念願が叶い、獨協大学の協定校であるイギリスのマンチェスター大学に1年間交換留学しました。最終的に、大学卒業後に受けたTOEICのテストで満点の990点を取ることができました。

【獨協大学の協定校留学】2013年9月から約1年間、獨協大学の協定校留学制度により、イギリスのマンチェスター大学に留学しました。同大学では主に開発学(Development Studies)に関する社会学や社会人類学の授業を履修しました。イギリスの大学の授業はディスカッションやディベートが多く、仲間から多様な考え方を学び、より柔軟でより深い思考ができるようになりました。マンチェスター大学には様々なバックグラウンドを持った人が多く、授業以外の面でも、そうした人々に囲まれて過ごす毎日が刺激的でした。この交換留学での経験が、今回の大学院留学を決めた一つの大きなきかっけとなりました。

【交流文化の学びの多様性】私は大学入学当初、具体的に何を深く学びたいのか決めていませんでした。しかし、ツーリズム、トランスナショナル文化、グローバル社会の3分野で構成された多様な授業のお蔭で、自分が深く学びたい分野を見つけることができました。私の場合は「環境と開発(地域づくり)」でした。学科には多彩なバックグラウンドをもった先生方がおり、同じ問題においても授業によって異なる観点からアプローチするため、1つの問題に対しても複眼的な見方を持つことができました。このことは、フランスの大学院(授業は英語)でのディスカッションやディベートにおいて、大変役に立っていることを痛感しています。

【後輩の皆さんへ】
交流文化学科で得た経験や知識、様々な人との出会いのお蔭で現在の私、そして私の未来があると考えています。これからも、学科で培った経験や知識を大切にして、日々精進していきたいと思います。受験生の皆さん、後輩の皆さん、交流文化学科で思いっきり学んで下さい。

クラスメートと私(前列右から4人目が私です)
大学があるグルノーブルの夕景
インターン先の英国の町Totnesでのイベントの様子