教員紹介

北野 収(きたの しゅう)

  • 職名:教授
  • 専門分野:開発論、社会学
  • 担当科目:開発文化論、トランスナショナル社会学ほか

 交流文化学科では、開発文化論、トランスナショナル社会学、サステーナブルツーリズム論などを担当します。大学にいるからこそ学べることは沢山あります。きちんとした批判的思考能力をもって世界を見る眼を養うことは、語学力の習得や実務的知識・資格の取得と同じくらい大切なことです。社会学という道具をもって、グローバル、ナショナル、ローカル、そしてトランスナショナルな視点から、世界や地域の問題を理解し、考えることのできる能力を養ってもらいたいと願っています。
 私はこれまで、中央官庁、民間企業、そして海外での研究生活など、さまざまな職場を経験してきましたが、大学という「学びの空間」は、人類が生み出した素晴らしい発明のひとつだと思います。決して楽に単位をとれるような学科ではないかもしれませんが、4年後に、「獨協に来てよかった」「交流文化に入ってよかった」と思っていただけるよう、皆さんの学びを精一杯サポートしていきたいと思います。来春にキャンパスでお会いしましょう。

N.H.ジョスト(Neal Howard Jost)

  • 職名:准教授
  • 専門分野:Second language Acquisition and Instruction(第二言語習得論)
  • 担当科目:Listening & Speaking、Debateほか

A longtime resident of Japan with a strong liking for Japanese niceties-sushi, wagashi, onsens, wabi. A longtime teacher of English with a strong liking for eager students-students eager to learn, eager to communicate, eager to think, eager to appreciate language. A longtime person of curiosity with a strong liking for culture-travel, people, history, architecture.
As for my #18: ‘Country Roads Take Me Home’ a song popularized by the late John Denver.

島田 啓一(しまだ けいいち)

  • 職名:教授
  • 専門分野:アメリカ文学
  • 担当科目:Reading Strategiesほか

 テキサス大学の文書館ハリー・ランサム・センターで、バーナード・マラマッドという作家の手紙やメモなどを、パソコンに入力する毎日を送っています。テキサスは、国境を接しているメキシコからの深刻な不法入国者問題を抱えています。国境にフェンスを設置するかを大真面目に議論するほどです。大学のある州都オースティンは、メキシコ系文化とアメリカ文化の交流により、新たな交流文化が創造されてきたのを、まさに実感できる土地柄です。韓国人などのアジア系も多く、普通のスーパーでもアジア食材コーナーがあります。最寄りのスーパーでは、韓国人夫婦が、日本とも韓国とも異なる「交流文化」が創り上げたお寿司を握っています。そして、それを色々な肌の色の人が買っていくのです。

 2009年9月に1年間滞在していたテキサスから帰国しました。半年遅れで、交流文化学科の新入生と9月18日に上野公園で感激の対面をしました。新しい学科に、勇敢にも入学してきた学生たちなので、たくましく、積極的な人たちが多い印象を受けました。これからが楽しみです。
 2010年1月、学科ホームページ係になりました。試験の採点、レポート読みをほったらかして(笑)、ホームページの更新・修正をしています。

鈴木涼太郎(すずき りょうたろう)

  • 職名:准教授
  • 専門分野:観光研究、観光文化論
  • 担当科目:ツーリズム文化論、ツーリズム交流論ほか

 訪日外国人旅行者数が過去最高を更新し、地域活性化の切り札として観光振興に期待が集まる中、ツーリズムという現象は、単に経済的側面のみならず、その社会的、文化的側面においてもますます重要性が高まっています。しかし、これまでツーリズムにかかわる研究は、しばしば「真面目」で「深い」課題ではなく、仕事以外の余暇の時間に行われる「遊び」の範疇に属する「浅薄な」テーマであるとして、あまり重要視されてきませんでした。ツーリズムを「浅薄」と批判することは簡単ですが、その「浅さ」を解剖する作業は、実は極めて困難で、かつ奥深い作業です。学生の皆さんとは、ツーリズムという「遊び」を、生真面目に、ときに批判的に研究する「楽しみ」を共有できたらと思います。

須永 和博(すなが かずひろ)

  • 職名:准教授
  • 専門分野:観光人類学
  • 担当科目:ツーリズム地誌論、フィールドワーク論ほか

 私の専門は観光人類学です。観光人類学とは、観光が地域社会にもたらす文化的・社会的影響について明らかにする学問領域です。観光人類学の最もユニークな点は、調査対象の社会における長期間のフィールドワークにあります。実際に研究対象となる人々のなかに入り込んで調査を行い、文献調査だけでは得られない、5感を通したみずからの体験を学問的分析の基礎におく調査法。それが観光人類学を特徴づけている、フィールドワークと呼ばれる調査法です。私自身は、東南アジアのタイを主なフィールドとしており、暇さえあれば、タイの山村や漁村を歩き回るということをしてきました。
 観光人類学という学問は、教室のなかで勉強するだけでは不十分です。むしろ実際に現場へ出かけていき、現地の人々の声に耳を傾け、様々な現象を観察し、時にはそれに参加し、考察するといった現場での経験が不可欠です。そのため授業やゼミでは、現場での実習も積極的に取り入れていきたいと思っています。

高橋 雄一郎(たかはし ゆういちろう)

  • 職名:教授
  • 専門分野:パフォーマンス研究、ツーリズム研究
  • 担当科目:交流文化概論ほか

 大学時代は上智大学で英文学を専攻しました。大学院はニューヨーク大学でパフォーマンス研究を。パフォーマンスというと、映画やミュージカルを連想する人も多いと思いますが、大統領選挙のキャンペーンや、オリンピックやワールドカップのような世界的祭典もパフォーマンスとして捉えることができます。ちょっと難しいかもしれませんが、人々の「アイデンティティ」もまたパフォーマンスによって構築されています。現代はグローバル化の時代、移動の時代と言われています。国境を越えて移動する毎日の中で、学生の皆さんと一緒に、これからの「自分たちの姿」を考えていきたいと思います。

永野 隆行(ながの たかゆき)

  • 職名:教授
  • 専門分野:国際関係論、国際政治史
  • 担当科目:Reading Strategies、基礎演習、交流文化入門など

 大学の重要な使命のひとつは、社会に貢献できる優秀な人材を送り出すことです。そして社会が求める優秀な人材とは、幅広い知識と教養を持った人間です。また知識と教養こそ、私たちをさまざまな束縛から解放し、自由にしてくれるものなのです。当たり前のことを当たり前として考えないこと、あらゆることをいったんは疑ってかかること、それによって物事の本質を見いだす力を持って社会に出て行ってもらいたいと思っています。私は常にこうしたことを意識して、授業や講義を行っています。また、多くの学生たちは、社会に出てすぐに役立つ「実践力」を持とうとしますが、実践的な技能やスキルは「やる気」と「基礎的な力」さえあれば短時間で獲得することができます。しかしその「やる気」や「基礎的な力」は、短時間では身につけることは不可能です。体系的かつ地道な学習が不可欠です。交流文化学科では、学問を通じて「やる気」と「基礎的な力」を得てもらうことを念頭においた学科だと思っています。

花本 広志(はなもと ひろし)

  • 職名:教授
  • 専門分野:民法(財産法)、法曹養成教育・法学教育
  • 担当科目:ツーリズム特殊講義(紛争事例から学ぶ旅行契約法入門)、トランスナショナル文化特殊講義(シティズンシップ教育論)など

 私の本来の専門は民法(財産法)なのですが、ここ10年くらいは、法曹養成教育・法学教育に関心があり、学習科学を始めとする教育学の知見を活用した効果的かつ効率的な法学教育方法について研究し、授業で実践してきました。その過程で、教育の目的は、知識の伝授ではなく、学生が自ら課題を発見し、それを解決するために、自ら学習していくことができるように支援することだとの思いを強くしました。そしてそのことは、実は、市民社会の構成員として自立した市民の育成につながると考えています。私が本来専門とする民法は、「市民社会の基本法」と言われます。学生のみなさんが、自立的・主体的に学ぶことを通じて、自立した市民として成長するお手伝いができれば幸いです。

日野 克美(ひの かつみ)

  • 職名:教授
  • 専門分野:英語、英語教育学
  • 担当科目:英語専門講座、通訳案内士の英語ほか

 専門分野は比較文化(特にジョークの研究)、地名学(カナダの地名研究家)、英語教育、言語学(意味論)ですが、最近手がけている研究領域は、「大学教養英語の改革論」です。
 獨協で期待することは、これまで築いてきた世界中の友人知人たちをキャンパスに招いて獨協生と交流の場を設け、さらに大きなネットワークを作り上げていくことです。

府川 謹也(ふかわ きんや)

  • 職名:教授
  • 専門分野:英語学
  • 担当科目:英語の世界ほか

 実際にふだん使われている英語の表現を題材にして、「なぜああ言えるのに、こうは言えないのか?」という素朴な疑問にたいし、言語学(linguistics)という学問領域、とくに意味論や広く認知言語学の観点から説明することに関心をもっています。みなさんに身近な語法を例に挙げれば、例えば、楽器には定冠詞を付けて"play the guitar"と言わなければならないと教わってきますが、本当は冠詞を付けなくとも、あるいは"a"と"the"のどちらを付けてもよいのですが、どうしてそうなのかということを「意味づけ」という視点から説明するというようなことです。

堀 芳枝(ほり よしえ)

  • 職名:教授
  • 専門分野:国際関係論、途上国のジェンダーと子ども
  • 担当科目:トランスナショナル文化特殊講義(グローバル経済とジェンダー)、トランスナショナル文化特殊講義(グローバリゼーションと子ども)

 大学生の時にフィリピンに滞在し、観光地でお土産物や花を売り歩く子ども、当時のバブルで沸き立つ日本とフィリピンの経済格差に驚き、その格差が生じる構造を「知りたい」と思いました。その際、フィリピンの人々の目線で物事を考えることが重要ではないかと思い、フィリピン国立大学の留学を希望して、タガログ語も勉強しました。留学時代にはフィリピンだけでなく中東からインド、バングラディシュ、タイ、インドネシア、マレーシアなど、アジア中の留学生と一緒に生活を共にする中で、彼らの国の事情や様々な思いを聞くことができました。
 博士論文ではフィリピンの地主の圧倒的な権力に屈せずに、NGOの力をかりながら、非暴力の姿勢で行政と交渉して農地を取得する農民たちの村に滞在し、「運動としての民主主義」について考えました。その後もフィリピンやタイにも重ねて足を運ぶうちに、フィリピン女性の移住労働、ストリートチルドレン、マイノリティの権利の問題についても目を向けるようになりました。最近では日本の女性や子どもの貧困についても考えさせられる機会が多いです。
 観光やツーリズムについて学ぼうとする学生の知識を広げるために、グローバリゼーションが途上国やジェンダー、子どもの生活や労働にどのような影響を与えているのか、これまで出会ってきた人々の声を紹介しながら授業をするように心がけています。

山口 誠(やまぐち まこと)

  • 職名:教授
  • 専門分野:メディア研究、観光研究
  • 担当科目:トランスナショナル・メディア論、ツーリズム特殊講義(ツーリズム・メディア論)ほか

 最初の留学先だったオーストラリアの大学で、私は「『答え』に逃げるな」と先生に言われたことがあります。たとえば東アジアからの留学生、とくに日本の留学生は、すぐに「答え」を見つけようとして図書館に行く。たくさんの本を読む。だが、それでは「答え」は得られないし、そもそも自分が何を探しているかさえ不確かだ。あいまいでも稚拙でもいいから、自分の「問い」をはっきりさせてから情報に触れるべきだ。そうすれば何をどれぐらい調べ、何をテーマとして探求すべきか、自ずと見えてくる。まず大切なのは「答え」ではなく「問い」である、ということでした。
 自分の「問い」をはっきりさせることは、簡単ではありません。とくにインターネットなどのメディアが発達し、膨大な情報が溢れかえる現在では、自分なりの「問い」を明らかにし、それを着実に養っていくことは、以前よりもさらに難しくなった気さえします。
 このとき大学という場は、独自の価値を発揮します。多様な若者たちが集い、さまざまな研究者とともに古今東西の「ものの観方」と出会い、自分の「問い」を育てる機会が豊富にあるからです。私が専門とするメディア研究と観光研究では「観る」ことが重要テーマであるため、交流文化学科ならではの「ものの観方」を一緒に学び、それぞれの「問い」を育てていければと願っています。

井上 泰日子(いのうえ やすひこ)

  • 職名:特任教授
  • 専門分野:航空事業、ツーリズム
  • 担当科目:航空産業論、ツーリズム政策論ほか

 80年代にワシントンDC、90年代にニューヨーク、2000年にシンガポールに赴任した時、様々な人との交流を通して、またメディアを通して、すさまじい世界の潮流を感じました。端的に言えば、我が国は、モノづくりで国を支える時代から、政治も経済も文化も世界との交流の中で国を成長させる時代に歩を進める必要があると考えたのでした。ツーリズムは国連が推進する通り、単なる観光の領域を超えての人の移動、交流に関わる広大な概念です。異文化理解、多様な価値観の尊重、さらに語学力の向上も重要な要素になる21世紀型の学問領域です。一方、航空は、今後の世界の人口増加、経済成長、自由貿易の拡大、また、鉄道は”海越え”ができない、船は時間がかかることを考えれば、地球上唯一最強の移動手段としてますますその重要性が高まっていくでしょう。学生の皆さん、これらの領域を一緒に研究していきましょう。

伊藤 兵馬(いとう ひょうま)

  • 職名:特任講師
  • 専門分野:国際関係論、アメリカ外交史
  • 担当科目:グローバル社会特殊講義、Writing Strategiesほか

I was born in Japan, lived and educated in various parts of the world. My focus of research is American diplomacy. In particular, the research examines U.S. foreign policy towards South Asia. It argues that South Asia was not regarded as a peripheral region by the United States during the Cold War period.
I enjoy studying and researching as I love to learn many new and different materials. I would like to make the process of learning as meaningful as possible for the students of the department.