2025/6/3 - News&Topics
6月8日 オープンキャンパス/国際村一番地:交流文化学科の催し
(オープンキャンパス入場者向け)
専任教員による個別相談
東棟1階
担当は長崎先生です。
交流文化学科の部屋
東棟2階E202
交流文化学科学生スタッフ「Beyond」に所属する現役の学生たちが大学生活のギモンに答えます。
(オープンキャンパスと国際村一番地、全ての入場者の皆さんをお待ちしています。)
Peruvian Dance School Sol y Luna「ソル・イ・ルナ」
11:20-11:50
学生食堂「世界の音楽とダンス」特設ステージ
屋台などが出ている広場の左手階段を上がって2階(エレベーターもあります)です。
交流文化学科に在籍する学生と卒業生の家族が運営するダンス・スクールです。
約15年前から、関東を中心にペルーの国民舞踊を日本各地に広める活動をしています。2024年にはスクールとして初めて海外に進出し、韓国の釜山市で行われた国際舞踊祭にてダンスを披露しました。生徒は3歳の子供から大人まで、幅広い年齢層が所属し、地域の国際交流イベント等を通して、ペルーダンスの活気、魅力、素晴らしさを伝承しています。華やかで力強い、 そして全ての人を魅了するペルーダンスを、どうぞお楽しみください!
ダンス終了後、会場を大講堂(天野貞祐記念館・A棟3階)に移して30分ほど交流会を設けます。ダンサー、ミュージシャンの皆さんとカジュアルなチャットを楽しみましょう。ペルーダンスの魅力や、日頃の活動についてお聞きします。

玉井昇ゼミワークショップ
「参加体験型学習:世界と私たちとのつながりを考える入り口に立とう!」
10:30~15:10
ICZ4階/Room1、Room3、Room4
天野貞祐記念館(A棟)エレベーター4階を降りて左側

国際村一番地とオープンキャンパスの同時開催となる6月8日、交流文化学科では講義形式の模擬授業ではなく、学生中心・参加体験型のワークショップを実施します。担当教員による「世界がもし100人の村だったら?」のほかに、ゼミ生による総計12のテーマを予定おり、スケジュールは以下の表の通りです(当日、一部のプログラムが変更になる場合があります)。なお、ワークショップ体験希望の方は開始前までにご入場ください。見学は途中入退場自由です。
Room1 |
Room3 |
Room4 |
|
10:30-11:30 |
「世界がもし100人の村だったら」(ゼミ担当教員/玉井昇) |
「アルバイト募集中ー在日外国人の就労問題を考える」(ゼミ4年生/佐野) |
「体験してみよう!貿易ゲーム」(ゼミ4年生/花岡) |
11:40-12:40 |
「難民体験ゲームから考える、私たちにできること」(ゼミ4年生/島田) |
「海面上昇がもたらす未来」(ゼミ4年生/須藤) |
「識字率から見る世界の貧富と教育の格差」(ゼミ4年生/大久保) |
13:00-14:00 |
「セブ島 リゾート地の裏に隠れる格差社会」(ゼミ4年生/小川) |
「発展途上国パキスタンの生活を覗く」(ゼミ4年生/ 梅宮) |
「児用労働について考えよう!」(ゼミ4年生/緒方) |
14:10-15:10 |
「イスラム教世界から見る現代社会」(ゼミ4年生/二神) |
「世界の食卓」(ゼミ4年生/小暮) |
「マジカルバナナ〜フィリピンのバナナ農家を例に〜」(ゼミ4年生/井上) |
交流文化学科学生スタッフ「Beyond」によるポスター発表とモザイクアート
「Beyond Labels : Be Yourself 世界にひとつだけのジブン色を見つけてみよう!」
ICZ4階/Room2
天野貞祐記念館(A棟)エレベーター4階を降りて左側
来場者のみなさんと、色画用紙をちぎったり、白紙に色を塗ったり、自分を表す記号や模様を描いたりしながら、ちぎり絵のように、模造紙に貼り付けて一つのモチーフをつくり上げていきます。
講演会
「在日外国人の過去・現在・未来: 当事者の観点から」
14:00~15:30
大講堂
天野貞祐記念館(A棟)エレベーター・エスカレーター3階を降りて正面
講師:トム・ギル氏(明治学院大学教授)
昭和58年から主に日本に暮らすイギリス人社会人類学者が、ご自身の経験を元に、確実に変わりつつある在日外国人の有様を探ります。

スタンプ・ラリー
交流文化学科のイヴェントを3つ回ると、かがやき特別支援学校生徒さんたち制作のグッズを先着20名の方にプレゼントします。
スタンプ押印場所
・ペルーダンス「ソル・イ・ルナ」学生食堂、11:20~11:50
・Beyond/玉井ゼミ 天野貞祐記念館(A棟)4階ICZ、10:30~13:45
・Tom Gill先生講演会 天野貞祐記念館(A棟)3階大講堂、受付13:30~14:00
(埼玉県立草加かがやき特別支援学校)
獨協大学から徒歩で10分ほどの場所にあります。小学部、中学部、高等部からなり、350名ほどの知的障害のある子どもたちが学んでいます。年に数回、高等部食品加工班の生徒さんたちが、手作りのパンやクッキーなどの頒布会を実施しています。交流文化学科・高橋雄一郎ゼミでは昨年からかがやき特別支援学校との交流を始めました。昨年はパン頒布会の応援のほか、学生がゼミの学びを伝えたり、一緒に「ボッチャ」を楽しむ交流会なども企画しました。





「仮放免の子どもたちの絵画作文展」
交流文化学科の部屋、天野貞祐記念館エントランス展示ケース。
帰国すれば迫害を受ける可能性があるが日本で難民として認定されないなどの理由で、在留資格がなく日本で生活を続ける人たちがいます。出入国在留管理庁(入管)から一時的に収容を解かれる「仮放免」という身分で暮らしている人が多いのですが、就労が禁止されている上に生活保護の受給資格もなく、入管から特別な許可を得なければ住んでいる都道府県の外に出ることができない、など厳しい制約が課せられています。収容や強制送還の恐怖と隣り合わせの生活です。健康保険への加入ができず全ての医療が保険外となるので、ちょっと風邪をひいても数万円、大病での入院、手術となると数十万円、数百万円の費用がかかることもあります。それでも帰国できないのはよほどの事情があるのだと思います。
親が仮放免だと、子どもは日本で生まれていても仮放免です。教育を受ける権利はあるはずですが、住民票がないので小学校の就学案内が届かなかったり、奨学金を貰えなかったり、専門学校や大学から入学を断わられることもあります。在留資格を得られなければ、学校を卒業しても就職ができません。絵画作文展の目的は、自分には何の科もないのに自由を奪われ、他の子どもたちと同じように将来の夢を描くことができない子どもたちの存在を知ってもらい、彼女たち/彼らの救済に向けて働きかけることです。
市民たちの働きかけもあり、昨年は前法務大臣の裁量で200名ほどの子どもたちとその家族に「在留特別許可」が下りました。しかし日本で生まれていること、現在学校に通っていることなどの制限が付けられ、許可を得られなかった子どもも相当数ありました。また、この措置は「一回限り」とされ、今後、同じような救済措置が取られるかどうか分かりません。
絵画作文展を通じて仮放免の子どもたちのことを知っていただき、全ての子どもたちが将来の夢を描くことのできる社会の実現に向けて、一緒に歩んでいくことができればと願っています。(この項、文責・高橋雄一郎)












