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2023/10/16 - DoTTS Students 学生コラム

留学体験記 マサリク大学 ~チェコ共和国・ブルノ~ (紀小絢)

 こんにちは,チェコ共和国ブルノに位置するマサリク大学に交換留学している紀小絢です。チェコに来てちょうど一か月が経ちましたので,留学の様子を少し報告させていただきたいと思います。
 私が現在住んでいるブルノでは,多くの大学が市内にキャンパスを構えているため,学生の割合がとても高いです。日本のような高いビルがなく,ヨーロッパ風な建築が美しく広がる穏やかな町です。町自体がとてもコンパクトのため,大学やスーパー,生活用品が揃うショッピングモールまで徒歩で30分ほどしかかかりません。町中の至る所に路面電車(トラム)があり,学生の定期カードを予め購入すればブルノ市内のバス,トラムが乗り放題でどこに行っても便利です。10月に入り,気温が少し下がりましたが,空気が澄んでいて,公園内を歩くと野生のリスを見かけることもあります。自然に触れ合うことができてすごく暮らしやすい町です。

ブルノ市内の山からの一枚
町中を走るトラム

 私が留学しているマサリク大学は教育学,社会科学,医学,経済・経営学などの10学部を擁する大学です。海外からの留学生の数が多く,留学生たちのためのイベントや日本語サークルの活動が多く開かれており,いろんな国から来た学生と交流することができます。学部ごとに建物があり,ブルノ市内に点在しているため,自学部から他学部へ移動する時に時間が少しかかります。私の主な授業は社会学部の建物で受けていますが,教養学部の授業も一つ取っていたため,授業の合間にドラムを使って移動しています。トラムから見る町の景色もすごくきれいで移動することに大変だなと感じたことはまだ一度もありません。

マサリク大学の学部の一つ(主に語学の授業が行われている)
町にある市場の様子

 大学の授業についてですが,主に英語で講義を受けています。前述したように,いろんな国から留学しに来る学生が多く,異なる背景を持つ学生と意見交換,そして社会問題についてディスカッションすることができます。私が今受けている “Introduction to Global Challenges”という授業では,授業のテーマによって担当する先生が変わります。そのため,毎週異なる世界問題に触れることができるだけではなく,文献資料,先生の講義そしてクラスメイトとのディスカッションを通じて新しい知識をたくさん得ることができました。
 チェコに来てまだ一か月ほどしか経っていないですが,日本での生活とは全く異なっており,新しい体験が多くできたとても充実した一か月でした。まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあると思いますが,応援してくださった方,サポートしてくださった方への感謝の気持ちを忘れずに残りの留学生活を頑張っていきたいと思います。
(交流文化学科4年 紀小絢)