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2017/5/28 - News&Topics

卒業生の論文が国際ジャーナルに掲載されました。

交流文化学科卒業生の宮下智衣さんの論文が、専門家の審査を経て、国際ジャーナルInternational Journal of Environmental and Rural Development誌に掲載されました。現地調査からタンザニアの小規模農家324世帯に対する経営データを収集し、統計的に分析した結果、有機農業に取り組む160世帯の経営状況や貧困改善に大きな成果があったことを実証したものです。http://www.iserd.net/?page_id=849

宮下さんは神奈川県横浜市出身。神奈川県立希望ヶ丘高等学校から学科一期生として交流文化学科に入学。2年秋学期から1年間、本学協定校のアラバマ大学に留学。帰国後もタンザニアへのスタディツアーの参加、日本国内ではホームレスへの炊き出し支援、過疎化が進む日本の中山間地域の訪問など様々な体験をしました。4年の時は、ゼミ、卒論と並行して国際協力NGOの日本国際ボランティア・センターのアフリカ担当して活動。卒業後は、タンザニア共和国のソコイネ農業大学の大学院MA in Rural Developmentコースに進学。今回の論文はその研究成果をまとめたものです。

現在は国際NGOのGOOD NEIGHBORS TANZAIAのモニタリング評価担当スタッフとして、タンザニア国内にある2か所のブルンジ難民キャンプでの支援プロジェクトに従事しています。英語力、専門知識、そして現地で会得したスワヒリ語を駆使して、難民支援の最前線で頑張っています。

職業訓練の裁縫クラスを卒業し、シェルター内で洋服を縫う生徒を訪問する姿
職業訓練にむけて名前を申請する人たちへの説明会
Saving groupが貯金、ローン申請、返金をする様子を監督する姿
Saving groupを新しくはじめるためにコミュニティーを訪問