2011/5/14 - DoTTS Students 学生コラム
University of Alabama, USA
私が留学しているアラバマ大学は、とっても田舎にある、とっても大きな、フットボール命の素敵な大学です。前シーズンにアメリカでchampionshipをとったアラバマのフットボール熱はすさまじく、試合当日はみんなアラバマカラーのTシャツを着て、昼からお酒を飲んで酔っ払うことが許される日です。前日からアラバマ中から多くの人がアラバマ大学に集まり、みんなで熱狂応援をします。今シーズンは惜しくも負けてしまいましたが、学校にある大きなスタジアムで観戦するのも、友達で集まってテレビの前で大騒ぎするのもとても楽しかったです。
授業は簡単とは言えません。ペーパーに追われ、徹夜をし、予習の為に100ページ以上読むこともしばしばありました。プレゼンや、ネイティブにまじってのグループワークなど、最初はあたふたしていましたが、後期では慣れもあり、効率よく質の高い勉強ができました。日本の大学とはまったく違うシステムで、まったく違う考え方に出会い、新たな考え方ができるようになりました。アラバマ大学での授業や人との出会いを通して、この留学生活は人生の中の素晴らしい1年間となり、これからのやる気にもつながる1年間となるでしょう。
もちろん遊びも思いっきりしています。寮では週末にパーティーが多く、パーティーで友達をつくったり、授業のない時間は学校のスターバックスでおしゃべりしたり過ごしたりしました。寮にあるビリヤード台や卓球台で夜遊んだりもしました。祝日で連休になった時や冬休み、春休みなどは友達の実家にステイしたり、一人旅をしたりして、色々な州に行くことができました。車がないと一人でどこにも行けないので毎回友達に頼んでどこかに連れて行ってもらい、毎回ハイカロリーのbad foodを食べ、アメリカ南部ライフを満喫しました。
日本で地震が起きた時はその場所にいれないことでとても不甲斐ない思いをしましたが、日本人留学生とアメリカ人学生とで募金活動を行い、アラバマの人々の優しさに感謝しました。毎日大きな学食の入っている建物で募金活動をし、テレビでも紹介してもらい、とあるレストランでは売り上げの20%を寄付してもらえる日をつくってもらえたりしました。この町タスカルーサは最近起こったトルネードで大きな被害がでてしまいましたが、人々は協力していち早い復興を目指しています。
Rec centerという大きなスポーツジムがあるのですが、そこでたまたま出会った人と一緒に卓球をしたことから、アラバマ州の卓球トーナメントに出場させてもらえました。アメリカの食べ物で太った体は短い練習期間では元には戻りませんでしたが、ダブルスを組んで準優勝したり、とにかく楽しい思い出ができました。帰りのスーツケースはとても重いので物をたくさん捨てなければいけないのですが、大会でもらった2つのトロフィーだけは大事に持って帰ろうと思います。
(交流文化学科2年・TM)