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2026/9/3 - News&Topics

光を観るため、大学に集う――交換留学へ出発する4年生を歓送する「特別ゼミ」を開催(2026年8月28日)

交流文化学科4年生の宮崎さんが、獨逸(ドイツ)の協定校・レーゲンスブルク大学へ交換留学に旅立つことから、2026年8月28日(金)、W棟316教室で「特別ゼミ」を開催しました。夏休みのど真ん中、平日の昼間から16人が集い、宮崎さんを送り出す「いつものゼミ」をおこないました。


宮崎さんは、在学中に「太宰治賞」(筑摩書房)の第一次選考(約7.4%)を通過された、小説を書く人です。

渡獨する直前の忙しい日々に、執念で書き上げた第4作目をみんなで読み、感想や意見を交わしました。宮崎さんは今作も推敲を重ね、文学新人賞へ応募される予定と聞いています。

仲間が紡いだ物語を読み、みんなで語り合う、とても贅沢な時間を、ありがとうございました。どうか交換留学でも、たくさんの良い出会いと、執筆する時間を得ますように。

 


小説家の宮崎さんを歓送するため、同じように表現する卒業生たちも、駆けつけてくれました。


その一人、6年前に獨協を卒業して商社に勤めた後、韓国の名門美大へ公費留学し、今年さらにスイスの美大へ「留学先からの交換留学」をされて一時帰国中だった阿部さんは、デザイン界の国際コンペティション「JAGDA国際学生ポスターアワード」で入選されたばかりのポスター(11月25日~12月7日に国立新美術館(六本木)で展示予定)と、いま制作中の最新作を現役生にみせてくださいました。

デザインを解さない社会学の担当教員の放言にも、誠実に応答していただき、ありがとうございました(すみませんでした)。

もう一人、5年前に卒業してNHK等のテレビ番組を制作した後、映画界の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」でオリジナルの短編映画が入選された脇さんは、やはり本年9月にPFFのコンペ部門(9月19日と9月24日、国立映画アーカイブ)で上映される、そして交流文化学科の先輩も出演する(!)入選作品をみせてくださいました。

脇さんはいま、彫刻家を目指して修行中であり、制作中の塑像やデッサンなどの写真もみせてくださいました。キャリアを度外視して正面から藝術大学へ挑戦される姿に、「ひとが学び問うことの尊さ」を教えられた気がしました。

夢が叶うことを、切に願っています。脇さん、ありがとうございます。

さらに大学院で研究の道を歩み始めた先輩、和菓子で世の中を豊かにしようと試みる先輩なども駆けつけてくれた「特別ゼミ」は、渡獨する宮崎さんをはじめ、秋学期から獨協の交流文化で「大学」を上演する現役生たちにとって、いろいろな気付きを与えてくださいました。(少なくとも担当教員は「うおー、もっとがんばらなくちゃっ」と思い、翌日から老体にムチを打って、書けない原稿を書いております、はい。)


「特別ゼミ」に参加された現役生たちは、新聞記者、映像制作、英語教師、声優、NPO職員、大学院進学など、さまざまな進路を、来春の卒業後に控えています(その前に卒論の完成という、高い山があるんですが・・・)。

多様な人たちが育ち、巣立って、そして卒業後も「里帰り」して真摯で豊かな交流が続く、われわれの大学に感謝しつつ、みんなで駅前の居酒屋で祝杯を上げました。そして閉店まで「表現することとは」「自由に生きることとは」について、喧々諤々話し合いました。

宮崎さん、どうか獨逸でもたくさん学び、さまざまに経験してきてください。無事のご帰国を、みんなで心からお待ちしています。そしてわれわれの大学で、光を観るために、再び集まりましょう。

(山口 誠)