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2020/11/4 - News&Topics

交流文化学科主催講演会「大阪・西成・釜ヶ崎で、喫茶店のふりをするアートNPOココルーム、おせっかいな「であいと表現の場」」

講師:上田假奈代 氏(NPO法人 こえとこころとことばの部屋cocoroom)
日時:11月26日(木)15:30-17:10(「オルタナティブ・ツーリズム論」授業内)
開催方法:zoomによるオンライン
対象:本学学生・教職員
 
※ 参加をご希望の方は、(1) お名前、(2) 学部・学科、(3) 連絡先(大学から付与されているメールアドレス)を明記の上、前日までにlabocul[a]ml.dokkyo.ac.jp([a]を@にしてください)までご連絡ください。折り返し、zoomのリンク等をお知らせします。
 
【概要】
 大阪市の西成区にある通称・釜ヶ崎と呼ばれる場所は、高度経済成長期に全国から日雇い労働者の人々が集まる「寄せ場(寄り場)」として発展してきた街です。しかし、近年では長引く不況や労働者の高齢化などにより、貧困や孤立といった様々な困難を抱える人も少なくありません。こうした中、釜ヶ崎では、そこに暮らす人々や支援団体が、困難に抗うための多様なセーフティネットを作り出してきました。ある人は、そんな釜ヶ崎を「可能性の縮図」と呼んでいます。現代日本が抱える貧困や孤立といった問題に向き合うための叡智を、釜ヶ崎の諸実践から学ぶことができるからです。
 釜ヶ崎でゲストハウスとカフェを運営しながら、様々な困難を抱えた人々ともに多様な創作活動を行なう、NPO法人・こえとこころとことばの部屋(ココルーム)は、そうした釜ヶ崎における学びの拠点の1つといえます。ココルームが主宰する「釜ヶ崎芸術大学」の取り組みは、横浜トリエンナーレをはじめとする数々の芸術祭に招聘されるなど、現代アートシーンでも高い評価を受けています(現在開催中の「さいたまトリエンナーレ」にも出展しており、講演会に際して是非一度見学されることをお勧めします)。
 そこで本講演会では、ココルーム代表で詩人の上田假奈代さんをお呼びして、釜ヶ崎における表現・アートを通じた地域づくりの現状についてお話してもらいます。