2021/12/21 - DoTTS Students 学生コラム
留学体験記ii(芳賀ちはる)
交換留学期間も残すところ半分となりました。まだ日中は18℃もあるスペインで生活していると、もう12月であるということを忘れてしまいます。私の住んでいるマラガでは、11/27に点灯式が行われ、町中がイルミネーションとともにクリスマスの雰囲気に包まれています。毎日7時になると音楽とともにライティングが始まります。待ちゆく人々が音楽に合わせて歌ったり踊ったりしながら大通りを歩いているのをみると、どれほどクリスマスを楽しみにしているのかが手にとるようにわかります。大人から子供までうきうきしていますが、私の目には大人の方が待ち切れていないように見えますね…今回はそんなスペインでのクリスマスの様子を少し紹介したいと思います。
まず、ヨーロッパではクリスマスは家族と過ごす大切な日です。そのため、ほとんどの留学生が自国に帰ってしまいます。3週間の冬休み期間にマラガに残るのはアジアから来た留学生だけですね…
そんな寂しい事実は置いておいて、スペインのクリスマスに欠かせないお菓子を紹介したいと思います。それはトゥロン、マサパン、ポルボロンです。これらのお菓子は11月中から、スーパーマーケットやパン屋さんなどいたるところでクリスマス用として売られています。見た目もかわいく、クリスマスディナーには欠かせないデザートです。
また、ヨーロッパのクリスマスに欠かせないのがクリスマスマーケットとクリスマスツリーです。町の中心広場に一つ、港に一つ、シンボル的存在です。ツリーの近くには小さな露店が並ぶマーケットがあります。定番のクリスマスのモニュメントやホットワインのほかに、スペインを代表するお菓子“チュロス“の屋台も並びます。揚げたてのチュロスに温かいチョコレートはいつ食べてもおいしいです。
EU諸国内でも、オミクロン株の影響でクリスマスマーケットの開催を中止した国や都市が多くあります。開催してくれたスペイン政府に感謝しながら、感染対策をしっかりして楽しみたいと思います。
(交流文化学科3年 芳賀ちはる)