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2020/12/8 - News&Topics

交流文化学科講演会「自律的観光とミュージアム─先住民族アイヌの事例から」開催のお知らせ

 交流文化学科では、国立アイヌ民族博物館の学芸員・八幡巴絵氏をお呼びして、以下のような講演会を企画しております。関心のある方は、是非ご参集ください。

講師:八幡巴絵氏(国立アイヌ民族博物館)
日時:12月17日(木) 15:30~17:10(「オルタナティブ・ツーリズム論」授業内)
開催方法:zoomによるオンライン
対象:本学学生・教職員

【概要】
 2020年7月、北海道・白老町に、アイヌ文化の復興や創造の拠点として「民族共生象徴空間」(ウポポイ)が設立されました。本講演会では、その主要施設の1つである国立アイヌ民族博物館・学芸員の八幡巴絵氏をお呼びして、同博物館における展示の特徴や関連する諸活動について講演をしていただきます。

 北海道・白老町は、明治時代よりアイヌ観光の中心的地域の1つでした。もともとアイヌ観光は、和人によって導入された他律的な観光という側面を強くもっていましまたが、1984年に開館したアイヌ民族博物館(通称ポロトコタン、2018年閉業)によって、アイヌの人々が主体的に運営する先住民博物館や先住民観光の拠点としての模索が進められてきました。ポロトコタンの跡地に建てられたウポポイの取り組みにも、そこでの30年以上にわたるアイヌ文化の伝承・発信の経験やノウハウが生かされています。

 講師をお願いする八幡氏は、ポロトコタンの学芸員としても長らくアイヌ文化の伝承活動に務めてこられてきた方です。そこで今回の講演会では、アイヌ観光の歴史的展開を視野に入れつつ、白老における先住民観光の現在と未来についてお話いただく予定です。

※ 参加をご希望の方は、(1) お名前、(2) 学部・学科、(3) 連絡先(大学から付与されているメールアドレス)を明記の上、前日までにlabocul[at]ml.dokkyo.ac.jpまでご連絡ください([at]を@にしてください)。折り返し、zoomのリンク等をお知らせします。