2020/2/28 - News&Topics
越谷レイクタウン大相模調節池の景観整備に向けた調査プロジェクト
2019年度、鈴木涼太郎ゼミでは、埼玉県水辺再生課、埼玉大学工学部と共同で越谷レイクタウンにある大相模調節池周辺の観光的利用に向けた合同調査プロジェクトを行いました。
埼玉県は県土に占める河川面積の割合が全国第1位であることなどから「川の国埼玉」を標榜し、県内の水辺環境の整備に積極的に取り組んでいます。
今回のプロジェクトは、大相模調整池の景観整備による観光的活用の可能性を探るため、鈴木ゼミの学生が地域住民やレイクタウンで活動するNPOなどの団体にインタビュー調査を行い、潜在的なニーズや景観整備に向けた課題を探り、その結果を受けて埼玉大学工学部の学生が施設整備や建造物の設計など景観整備の具体的なアイディアを提案するという流れで行われました。
レイクタウンの名の由来ともなっている大相模調節池は、河川の増水時に水害から周辺地域から守るために整備されたものですが、周辺住民の憩いの場として利用されています。一方、日本最大のショッピングモールイオンレイクタウンは、年間5000万人以上の来訪者があります。今回のプロジェクトでは、地域住民の生活の質を維持向上させつつ、レイクタウン来訪者をはじめとした地域外の人々との交流の拠点となるような景観整備の方向性が検討されました。
2019年6月に最初の現地調査および地域住民の皆様とのワークショップ&ミニシンポジウムを行い、8月から9月にかけては9団体約20人に1時間~3時間のインタビュー調査を行いました。残念ながら10月の埼玉大学への報告会と合同ワークショップは台風19号のためにSkypeを利用した遠隔授業となってしまいましたが、獨協大学の学生の調査を結果をふまえた埼玉大学生のアイディアが2020年2月にレイクタウン周辺にお住いの皆様や埼玉県、越谷市の関係者に向けて披露されました。
前の記事
次の記事