2018/5/21 - News&Topics
世界遺産登録を目指す新潟県佐渡市のイベントで学生が報告しました
2018年5月19日に東京・大崎のブライトコアホールで開催された「佐渡は世界の宝島」首都圏イベントにて、交流文化学科鈴木ゼミの学生2名が研究成果の報告を行いました。
新潟県佐渡市では「佐渡金銀山」の世界遺産登録に向けた様々な活動を行っています。
2名の学生は、3年間継続して行っている佐渡市達者集落でのフィールド調査をもとに、地域で暮らす人々が世界遺産登録に対してやや冷めて目で見ていること、その背景には世界遺産というグローバルな制度に適合させるために選別された構成資産がローカルな生活とかい離している状況があることを指摘しました。
そのうえで、これらの問題を解決するためには世界遺産登録をゴールとするのではなく、特定の構成資産以外にも、佐渡金銀山が全島にもたらした農業や漁業の発展、民俗芸能など人々の生活と密着した資源に焦点を当て、それらを活用したコミュニティ主体の新たな観光への取り組みを行政をはじめとした関連組織が支援する必要があることを提言しました。
また参加した大学を代表して本学科学生に三浦基裕佐渡市長から記念品目録が贈呈されました。