2016/4/11 - News&Topics
そうか産学行連携事業「草加市の産業観光ルート策定に向けた基礎調査」に参加しました
交流文化学科鈴木ゼミの有志学生が、獨協大学と草加市、草加商工会議所が協力して行う「そうか産学行連携事業」の一環として、草加市における産業観光ルート策定に向けた基礎調査に参加しました。
草加市には、全国的に知られた「草加せんべい」以外にも、「日本で唯一」、あるいは「世界に誇るべき」技術を持ったモノづくりの事業所が多数存在しています。今回の調査は、それらの事業所を産業観光の資源としてとらえ直すことや、訪問者との交流を各事業所の情報発信や商品企画に活用することの可能性について検証することを目的に行われました。
2月には、学生たちがモニターツアーで市内の各事業所を訪問しました。大学のすぐ近くでありながらも、知らなかったことばかり。ハンドメイドの地球儀や銅製ポスト、日本橋で行われる有名イベントで使われている巨大なアクリル水槽の工場。皮革・毛皮などの地場産業、地元の豆腐屋さんやスパイスの工場、そしてもちろん草加せんべい。体験メニューも交えながらツアーを満喫しました。
3月にはモニターツアーから得られた知見を共有し、草加の産業の魅力と観光ルート策定に向けた課題を洗い出すワークショップも行っています。
東京からほど近いベッドタウンである草加市の場合、観光は集客による地域活性化を目的とした活動ではなく、むしろ地域の事業者のイノベーションや市が目指す「住工共生」に向けた取り組みとして位置づけられます。
学生にとっては教室で学んだ理論をもとに、身近でありながらも一般的な観光地とは一味違った「観光地草加」の新たな現場にふれることができた貴重な機会となりました。
事業者様をはじめ関係する皆様に改めて御礼申し上げます。
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